瑠奈の誕生日会もお開きになり、海斗と部屋に戻る


瑠奈は、みんなにもらったプレゼントを開けて喜んでいた


「海斗みてーっ!似合う?」


お姉ちゃんにもらったネックレスをつけて、ベッドに座る海斗の横に飛び込む


「それ、ちょうどいい」


海斗はそう言うと、瑠奈と向かいあわせに座り直した


「瑠奈、誕生日おめでとう」


瑠奈がニコッと笑うと、海斗は小さな箱を差し出した


「俺からのプレゼント」


「えっ!?瑠奈ぬいぐるみももらったよ!?」


「いいから開けてみ?」


瑠奈はためらいながら、小さな箱に手をかける


中には、指輪が二つ入っていた


「..え?これって..」


瑠奈は目を丸くして、海斗を見つめる



「..俺、瑠奈が本気で好きだ。俺の女になってください」



瑠奈の手を握り、真剣な眼差しで見つめる海斗




答えは決まってる..




「..幸せにしてね!」



海斗の顔が笑顔に変わり、瑠奈を抱きしめた



「世界で一番、幸せにしてやる」



海斗の力強い声




二人はお互いの薬指に指輪をはめた..