イジワル王子を拾いました。




「ふふっ」

「なに笑ってんだよ」


突然笑みがこぼれた私に慈侑くんは顔を歪ませた。



「いや、慈侑くん、優しいのか強引なのかわかんないなぁって」


委員会が終わるのを待っててくれたり奢ってくれたり、優しい慈侑くん。

でも帰りも送ってくれて嬉しいけど、なんだか強引だったし。



「うるせー。ほら早く帰るぞ。」



すると慈侑くんはまた手を引いて歩き出した。