相楽くんはそれを伝えに図書室に来たらしく、駆け足ですぐに図書室を出て行った。 「柚。」 ちょっと不機嫌そうに本棚の陰から出てきた慈侑くん。 あ…。一瞬慈侑くんの存在を忘れていた…。 慈侑くんはこっちに向かいながら 「なんなんだよ。もう。」 などと言っている。 「あ、柚、今日これ何時に終わんの?」 「あと30分くらいかな?」 平日は16:00で図書室を閉めることになっている。 今は15:32。 「じゃあ、終わったらメシ食いに行こ。」 「え?」