イジワル王子を拾いました。




「言うまで離さないよ」


耳元でそんなことを囁かれたら、男の子に免疫のない私は…


少し顔を上げると、さっきよりもまだ近く、さらにどんどん唇を近づけてくる。



「……?!」

「まだ言わない?」



私は恥ずかしさでパニック。

おもわず慈侑くんを突き飛ばした。
慈侑くんは後ろの本棚に寄りかかる感じになり、一瞬の隙を見て私は逃げ出した。