そんな思いとは裏腹に、一時間目の授業は数学。私が1番苦手な科目。 だから時間が過ぎるのが遅い。 私は窓側の前から三列目の席。 「〜〜よって、この方程式がなりたち……」 先生の授業を聞き流しながら外を見ると、ちょうど慈侑くんが門をくぐり堂々と遅刻している様子が見えた。