“家を出る”と言ったのに、“どこに泊まる”のか聞いてくるところが、バカにしている。 どうせすぐ帰ってくると思ってるんだろうな。 「別に、どこでも。」 そっぽを向くと、わざとらしく声を大きくして 「もしかして女のところ?!」 と叫んだ。 「声でけーよ!!」 廊下を掃除していた家政婦数人がこちらを見ていた。 「え、ほんとに女?」 「別にそんなんじゃねーよ。」 「ふーん。どうだかね。」 別に柚は女だけど…。 「…まぁ、そうゆうことだからよろしく。」 用件を済ませた俺は、学校に向かった。