外さないと決めたものの気になりトイレで見る。
鏡に写る自分が自分じゃないように見える。
「 …佑衣、見ても変わんないから 」
「 じゃなくて、ダイヤってキレイだね… 」
「 そりゃ原石がいいからじゃない? 佑衣じゃなくて 」
ちょっと、一言余分!
「 さっきの子と付き合ってみれば? あんたの事 好きそうだし、哲平くんは ちょっと違うしね、伊澤 右京は時の人で夢の人… 」
「 も~ 会うたびに言うね、紗凪は研修医と仲良くしててよ 」
「 そうする~ そのうちノロケ話してあげるね 」
「 いらない!」
なんで 幸斗くんと付き合うのよ、仕事仲間だから。
そんな風に見れないし。
紗凪と店を適当に見て回り、時間は4時を回った。
デパートを出て、スーパーに寄ってもらい、帰宅したのは5時半すぎ。
「 ただいまぁ… 」
すぐにベージュパーカーの上下に着替えて髪を結び、キッチンで早い夕食を作る。
「 一人鍋~ 白菜、豚バラ、キムチと細麺うどんもね!赤ウィンナーも忘れずに、一人鍋は最高!」
喋りながら鍋を煮て、熱々のうちに食べる。



