結局 手を繋がずフロアを並んで歩く。
幸斗の喋りに相槌するだけの私。
「 佑衣さん、石鹸の… 」
「 興味ない 」
「 え~ 色んな種類あって匂いもイケてんのに 」
「 私、匂い苦手なの、頭痛起こすから 」
信じられないとの顔の幸斗。
私は私で、これが私だと強気で言う。
「 幸斗くん、私 友達に引きこもりとか言われるくらいだから 一緒にいても つまんないよ?」
「 へぇ 」
「 だからね… 」
「 俺がそう思ってないし、感じてもないからいいよ。だいたい 俺が決めるわけだし 」
…幸斗くんって、素直?
「 佑衣さん、好きな人いないでしょ?」
「 なんで決めつけるわけ?」
ま、今 好きな人はいないかな…
右京様は やっぱり別格だもんね。



