ランチのパスタが運ばれ、互いのパスタを味見する。
「 ねぇ 佑衣、彼氏作れば? ねぇ あんたのクリームパスタおいしい!」
「 でしょ。彼氏ってなんでまた… 今はいいよ 」
「 いいよって、またドラマ見てるだけでしょ、ある意味 引きこもりだからね 」
引きこもりって…
「 せっかくの休みに私となんて、一緒もたまにはいいけど 」
自分が誘ったくせにっ
「 ドラマはドラマ、佑衣に恋なんかしてくれないよ? 」
わかってるよ…
「 そういえばね、うちの病院に入院してる患者が退院したの、その時に話聞いたんだけどさ、あんたの憧れの伊澤 右京が神戸にいるらしいよ、撮影で。
患者が伊澤 右京のファンでね、神戸にいる友達がたまたま撮影見たらしいの 」
右京様が、神戸に…
「 こういう休みにさ、会いに行っちゃうくらいじゃないとね~ 」
「 そんなの無理! 紗凪がランチ誘ったんだし、まさか神戸にいるなんて知らないし!」
「 ワープしちゃえば?」
は?
何言ってんの…
笑う紗凪が冗談を言っているのはわかる。
それでもワープできるならしたいと思った。
一目、もう一度会いたい…



