『ドラマ仕立てでお願いします』

デパートに着いて紗凪が真っ先に向かった店は下着屋。



「 ねぇ なんで下着?」

「 わかんないの? ドクターの彼女になったからよ 」

「 は? 紗凪、あんた付き合うの? こないだの… 研修医先生?」



ニヤニヤと、下着を見ながら笑う紗凪。



なによ、気味悪い…



「 ちょっと紗凪、そうなの?」

「 相手は違うよ~ レントゲン技師の先生なの 」

「 え、レントゲン?」



それが下着とどう関係あるわけ?

あ… レントゲン… そっか服脱いで撮るから…


って、バカ。



「 紗凪、単純すきじゃない? もっとこうさ… 」

「 なによ、ドラマチックにって言いたいの? バッカねぇ ほんと バカ… ふぅ 情熱の赤にしようかな 」



情熱の赤!?

やだ、ついてけない。



「 佑衣、あんたはいい話ないの?」

「 話? ん~… あ、新しいバイトが入ったよ 」



そんな話を聞いたわけじゃない、そんな目で見てくる紗凪。