『ドラマ仕立てでお願いします』

目を閉じて立っている佑衣、体がゆらりと揺らぐ。

右京は振り向き咄嗟に駆け寄り支えた。



「 おいっ… 」


コイツ… ドアからじゃなく現れた…

やっぱり過去か、未来から?



目を閉じたままの佑衣を抱きかかえベッドへ寝かせる。



「 …ん… 」

「 …よう 」



うっすら目を開ける佑衣、右京の声にパチッと見開く。



「 だっ… だ… 」

「 今さら驚く?言っとくけど、あんたが俺んとこに現れたの5回目 」

「 え… 5回目…? 5回… え? あの… って、いい、い、伊澤 右京っ!」


「 またか… そうだよ、トキメキなんとかだよ、言うな 」

「 本物… 」

「 そう 」



佑衣は真ん前で自分を見ながら話す右京の声に、パニックしていた。

右京は 頭をかかえる佑衣を見ていて笑いが込み上げる。



「 ふ… ハハッ… 」

「 …なんですか、なんで笑うの?」

「 毎回パニクるあんた見てると、考えるのがバカみたいだからさ 」

「 何を、考えるんです? それより ここどこですか?
まさか… 私を誘拐したとか… お金ないですよっ 」




真面目に言う佑衣に呆れる右京。

そして盛大な ため息…