『ドラマ仕立てでお願いします』

夜、9時。


ホテルの部屋に一人いる右京。

見える夜景、右京は眉間を寄せていた。



「 …なんで素性を聞かなかったんだ俺はっ 」



クソ…

佑衣って名前だけじゃ 何もわからねぇ

調べるにも無理がある。


次はいつ来る?




その頃の佑衣は、部屋にある鉢花トケイソウを見て一人呟く。



「 そういえば あんたの片割れってどうなったのかな?
恋人みたいに絡まってたのにね…
枯れてないといいんだけど 」



テレビの中の右京を見ながら続きを見ていく。

夜更かししながら、時間は過ぎる。



深夜ともなれば睡魔がゆっくりと瞼を閉じさせる。


夜景の明かりはそのままに、窓ガラス越しに見える部屋の照明の点滅。



ふいに見つめる窓越し…


右京は、そこに写る佑衣の姿に、すぐに言葉がでなかった。