『ドラマ仕立てでお願いします』


「 佑衣ちゃん昼休憩早めに入ったら?今日は暇だし、ゆっくりすればいいし 」



優しい哲平、その言葉にも甘えて15分早めに入った。

一人になりたい気分で、売店で 焼きそばを買って おばちゃんに頼み、中で休憩させてもらう。



「 佑衣ちゃん、ほらサービスだよ 」

「 わ、ポテト!ありがと~ 」



もらえる物はなんだって嬉しい。

しっかり食べた後、ゆったりしながら携帯を触る。

ゲームをやりだしたもののやめて、目を閉じた。



この時、売店のおばちゃんはお客様対応中。

誰も気づいていない…



「 あらやだ、電気そろそろ寿命かしらねぇ… 」




その頃、右京は彩月と撮影中。



ラウンドタワーをバックに撮影が行われる中、突如 現れた佑衣。

撮影スタッフ達の後ろにいる佑衣、それには誰も気づいていない。


監督の声と同時に動き出すスタッフ。


一人ポツンと、言葉なく立ち尽くす佑衣。




「 何、ここ… 」