『ドラマ仕立てでお願いします』

事務所からプレイルームのあるエリアまでは早歩きで6分ほど。



「 佑衣さん、彼氏います?」



ん~ そういう話って、どうして一番に聞くの?

話しかけるキッカケ?



「 いないけど、峰山くんは?」

「 俺、名前で呼んでほしい!」



え、話が…



「 幸か、幸斗、どっちかで。ね、佑衣さん 」



猫? 犬系?



「 どっちでもいいけど、プレイルームにはもう一人いるから、紹介するね。
あと、今日休みのパートさんもいるから 」

「 俺、佑衣さん気に入ったから他は別にいいよ 」



なんて軽いヤツなの!



ニコニコしながら猫のように擦り寄る幸斗。

少し戸惑う私は、苦笑しながらスタスタ歩き行く。

プレイルームに着いて受付にいる亜須美がお客様に時間制を説明していた。

そんな亜須美を見た幸斗がコソッと耳打ちしてきた。



「 佑衣さん、あの子 可愛いね 」



そんな幸斗に 呆れる脱力感と、軽いヤツだと決定づけた。