撮影した神戸にあるホテルに宿泊する右京。

窓から見る夜景、理解できない出来事を頭の中で整理しようとしていた。

佑衣が突然現れ、消えて…

三度も同じ事が起こった。




「 どうして あんな事が… あり得ない事なら時空を越えたのか… どうやって?
人間だぞ、瞬間移動… タイムスリップ?
まさか ほんとに… 」



佑衣… 過去に俺と会ったことが?

いや、ない。

ファン? 洸を見て嬉しそうだった…



ただ現れて消えて、確かに話したのに俺を覚えてない…


なぜだ?


何をどう理解したらいいんだ…



次にまた来るかもしれない。

いつ来るかはわからないが、来るはず…


その時は、捕まえる!



右京が夜景を見ながら決心し、夜も更けていく。


その時間、佑衣は眠りの中にいる。