『ドラマ仕立てでお願いします』

右京は中村にエキストラのいる場所を聞き、走った。

撮影機材から離れたところに数人がいた。

その輪から一人外れていた女に目が向いた。




「 アイツだ… 」



右京が佑衣を見つけ、駆け寄って腕を掴み その場を離れる。



「 ちょっ、何っ 」

「 いいから、来い!」



無理矢理連れていかれたのはロケバスの中。



「 何なのっ… あ、伊澤 右京… 」

「 今さら… ここで何してる、また現れやがって 」

「 あの、なんの事ですか?」

「 お前… 俺んちに家宅侵入したろうが!」



わけがわからない佑衣は とにかく謝るが腑に落ちない。



「 お前さ、いったい何? 」

「 何と言われても… あなたこそ本物?」



呆れる右京が 深く ため息つく。



「 何がどうなって、あんたが俺の前に現れるのか理解できない… でも 実際 今もいる。
三度目だ、お前と会うの… その理由が知りたい 」

「 え、と… わかんない 」

「 はあっ!?」



右京は おでこを叩くようにベシッと手をあてる。

そして頭を抱えた。