記憶、佑衣を覚えている右京に対し、佑衣は右京と一緒にいた事が記憶にない。


そんな二人は、同じ時間を離れた場所で過ごしている。


二人が一緒にいた数分間は時を刻んでいるかのようで違う。




翌日、右京は朝早くからジャケット撮影のためスタジオへ。

佑衣は早起きし仕事へ行くため準備していた。



午前８時半。

職場である遊園地に到着。




「 おはようございま～す… 哲平、おはよ！ 」

「 佑衣ちゃん おはよ～ 朝から元気いいね 」

「 何、哲平は元気ないね？」

「 そりゃそうだよ、俺 今日 休みのはずだったのにさ～ 」




不貞腐れる哲平は、主任によって出勤になっていた。

主任が哲平を出勤させた理由は新しく入るバイトの教育係りにするためだった。




「 哲平… 私もフォローするから、ね？」

「 じゃ 夕方パンダになってよ、約束な 」




えっ！？ そんなぁ…

よけいな事言っちゃったかも～