『ドラマ仕立てでお願いします』

ソファにもたれ、目を閉じている佑衣、そして腕にはトケイソウ。

右京は そっと近づき佑衣の前に座る。


静かに佑衣へ手を伸ばし、頬に触れようとして…



「 佑衣… 」



来たんだな、お前…



「 ん… 」



佑衣の目が開く、その視界には右京が写る。

瞬きを忘れたように言葉にもならない佑衣。



あ…… ウソでしょ… 右京、様…?



込み上げる涙。



「 なんで泣く? 俺に会いたかった?」



会いたかった…

あなたが好きだから、会いたかった…



溢れる涙に、トケイソウが濡れる。



右京は優しい笑みを見せ、佑衣のトケイソウを窓辺に置き、二つのトケイソウを並べる。


並んだトケイソウが不思議な事に弦が互いを繋ぎ始める。


その瞬間だった…