『ドラマ仕立てでお願いします』

右京が仕事を終えたのは夕方5時。

そこから中村とスタジオを出ると、洸が貴富と待っていた。



「 右京先輩! お茶しよ~ 」

「 …帰る 」



佑衣がいつ来るか…



「 右京の代わりに私がお付き合いしますよ?」

「 え~!!」

「 中村さん、コーヒーの美味しい店 知ってますから行きましょうか 」

「 おい、貴富!」

「 はい、ぜひ! 洸くん、行くわよ~ 」



強引に、貴富と中村で洸を掴み抱えスタジオを後にした。


右京はタクシーで自宅に戻る。


佑衣が部屋に現れていると思った右京は、佑衣の姿を探す。



午後6時…


トケイソウを窓辺に置き、外をぼんやり見つめる右京。


そんな右京の後ろに、佑衣はトケイソウを持ったまま静かに現れた。


窓に写るものに目を見開く右京が振り返る。




「 ……佑衣 」