『ドラマ仕立てでお願いします』

その頃 右京は中村から話を聞いていた。


「 佑衣さんにも言ったんだけど、トケイソウが鍵よね…
だから トケイソウが二つ揃えば佑衣さんの記憶は消えないだろうし、戻るかもよ? 」


「 そんな… 簡単に言うな 」


「 物事 難しく考えたら科学や生物学的にどう解釈して説明するの? 頭いたいわ、そんなの!
単純でいいわ、二人の共通するトケイソウの仕業って考えれば、互いの持ち主を会わせてたのは理に叶うって思わない? 」


「 …トケイソウがねぇ 」

「 引き離したのが佑衣さんだから記憶がないのよ、たぶん 」


「 で、佑衣にいつ会える?」



ニンマリと笑う中村を気味悪がり見る右京。



「 右京~ あんた、次 佑衣さんに会ったら離しちゃダメよ? 一般人と交際発覚… いいじゃない、あんたの恋だもの、自分が選べばいいの! 」


「 勝手に決めんな 」


「 決めてるくせに~ 」



中村に対して 小さく舌打ちする右京。

自分からは会いには行くなと中村に言われ、待つしかないだけの右京。



「 雑誌の表紙撮影あるから、いいわね? それ終われば休めるから… 聞いてる?」




佑衣、来いよ… 待ってるから。