『ドラマ仕立てでお願いします』

一際 夜に輝くメリーゴーランド、右京がユニコーンにドカッと跨がる。

その姿を見て内心 少し笑えた。



伊澤 右京が一人でユニコーンに… ププッ



「 佑衣、動かすから一緒に乗ったら?」

「 ん? 私? え、なんで… 」



いやいや、乗らないでしょ~

私は一応 仕事してる身だもの。


けど、ほんとは一緒に乗りたいっ!!



「 佑衣も乗りなよ、せっかくだから 」



え、でも…



「 …乗れば 」

「 え~… え、今… 」



哲平の声…? ううん、違う…



「 乗れよ 」



右京様?

今 右京様が言った!?

私に乗れって… うひゃあ!!



「 佑衣!動くよ 」

「 え、あっ 待って!乗りますっ 」



と、言って戸惑いながら乗り込んだものの…

右京の隣や前後左右には座れず、反対側に行くと馬車に乗った。



は~… 意気地無し。

あり得ない… 隣に乗りなさいよ、私っ!!



哲平は反対側に乗った私を見て、口パクで なんでそこなんだ?と言っていた。


座れるわけがない。

昨日見てたファンタジーロマンスのドラマ主演の右京がいるんだもん。


…無理。