金平堂は制服のモンペが昔というイメージを現代風に合わせた物で可愛い。

それが気に入り働いていた。



は~… 落ち着く。

変わらないなぁ…



和む私のそばに、店員の比奈が寄ってきた。



「 佑~衣ちゃん、お久!彼氏とうまくいってる?」

「 比奈ちゃん、久しぶりね~… 彼氏は… 私、いたっけ?」

「 えっ、何… まさか!? まさかのまさか? え~ 」




ちょっと忘れてたのに…

もう終わった事だから別にいいけど。



「 佑衣ちゃん… 悲しんじゃダメ! 次の縁があるよ、ね? なんなら紹介しよっか?」

「 いらなーい 」



だって、私…

ドラマに恋してるんだもん!

右京様がいれば幸せよっ



「 もしかして、またドラマ?」

「 ご名答 」

「 は~ 呆れた… ドラマは架空だよ? 演じてるだけ、現実は現実の恋がドラマだよ?」

「 それ違う。ドラマはドラマだけの恋だもん、二度となくて… だからこそ永遠なの 」



ガクッと項垂れる比奈。