突然 現れた佑衣を連れて右京のマンションに着く。


佑衣は車から降りるも足腰の力が抜けへたり座る。



「 佑衣さん、大丈夫?」

「 ダメ… 立てない… 」

「 腰抜かすか? ほら、掴まれ 」



右京様の、手だぁ…

って… ほんと どうなってんの?



「 あの! まさか伊澤 右京のそっくりさんとか?」

「 はぁ?」

「 私をどうやって拐ったんですかっ! 家はお金ありませんよ!!」

「 …前にもあったような 」

「 佑衣さん、人目につくと困るから… 右京 早く!」




半ば無理矢理 手を引かれマンションの中へ。

右京の部屋に上がると、開いた口が塞がらないでいた。




「 佑衣さん、コーヒーでいい?」




なんてキレイな部屋~

さすが有名人!

いくらするか わかんない家具に、散らかってない!



「 はぃ… いただきます… ステキ 」

「 ここ座れ、話がある 」

「 は! まさか身代金… 体を!?」

「 黙れ 」



右京はギロリと佑衣を睨む。

佑衣は勝手に勘違いのまま体を腕でガードしている。