来いと願う右京、次の瞬間…


中村の運転する車が赤信号で止まり、後部座席に右京の座る右京の隣…


佑衣がいきなり現れた。




「 … っ!? 佑衣っ!!」

「 え… キャアッ!! 佑衣さんっ!?」




中村はミラー越しに見える佑衣に驚き、ブレーキから足を離し 慌ててガッと踏み込む。



「 佑衣、お前っ… 」

「 あ、あの… 私…… 」

「 脅かさないでよっ 心臓が止まるとこよ!! 」



車に座る佑衣は驚きのまま固まり、目が周りを必死に見渡す。



どうして私が車に!?



「 あ… ウソ… まさかっ、右京…様? 伊澤 右京!?」

「 …久しぶりの反応だな、佑衣 」

「 と、とにかく! 行くわよ… 」



右京の笑み、パニックな佑衣、運転に集中しようとする中村…


3人は右京のマンションに向かった。