『ドラマ仕立てでお願いします』

幸斗の痺れが治まるまで待ち、幸斗が立ち上がり私を起こしてくれた。



「 ごめんね、佑衣さん 」

「 ううん 」

「 佑衣さん… 俺、少しは期待してもいい?」



幸斗くん…



「 私… 叶わない恋してるけど、思いは変わらないから… 」

「 そんなに好き?」

「 うん… 」

「 もしかして哲平さんじゃないよね?」



なんで 哲平…?


違うと言うと、誰か知りたいと幸斗に聞かれ 右京の名を言った。



「 伊澤 右京? マジで? 叶わないよ、それは… 佑衣さん、現実に恋しようよ 」



紗凪と同じことを… わかってるのに。



「 いいの、なんでかわかんないけど、好きって感じるの… 叶わなくてもいい 」

「 俺もいるから、視野に入れてよ、ね? じゃあ 俺 帰るよ、佑衣さんは寝て 」




幸斗が自分の事も視野にと言われて、自分を思ってくれていると再確認した。


幸斗の気持ちに答えられるか 何とも言えない。

気持ちを比べれば、右京が上だ。