『ドラマ仕立てでお願いします』

お姫様ではない、そんな柄でもでない。

なのにときめく…



「 …下ろして?」

「 なんで?」

「 なんでって、普通 下ろすでしょ 」

「 ん~… 俺 普通じゃないわ! だから~ 抱き座りする!」

「 は!? 」



ちょっと! この子、どうかしてるっ

抱き座りってなんなの!!



幸斗は姫抱きのまま座り、私を離さなかった。

居心地いいのか悪いのか…

身動き取りにくい。



「 はい、肩に頭つけて~ 」


ちょっと、ちょっと!?


コテン…と、手で私の頭を自分の肩に傾けさせる。



「 はい、目を閉じて~ 」



なぜ…



すると、抱きとめる幸斗の手が肩辺りを 優しく軽く触れ叩く。

甘える気はないのに、甘えている気分だった。



目を閉じて見ると、心地よかった。