『ドラマ仕立てでお願いします』

俯いたままの佑衣に、右京は気になる。



「 おい、どうした?」

「 佑衣さん?」



右京様!? 本物だぁ~ けど…

なんだか 頭が変… 右京様がいる夢かな?

はぁ~…



何でもないと、首を振るだけの佑衣。



「 まだ撮影あるしな… 」

「 そうね、佑衣さん連れてカフェでも… って、ちょっと右京、彩月が来る!」



え、彩月? あの女優…



「 右京くーん!」



「 わ、来たよ、どうするの!?」

「 佑衣、中村といろ、いいな?」



中村に背中を押されるようにして右京から離された。

耳に届く彩月の声。


中村に連れられながら彩月の声が遠くなり、歩きを止める。




「 佑衣さん? カフェすぐそこだから 」

「 私… 家に帰ります、失礼します…」

「 帰るって、佑衣さん待って!」



ん? あれ、ここどこだっけ?

見覚えあるんだけど…



「 佑衣さん、コーヒー飲もう! ウィンナーコーヒーってのがあるの、美味しいからね 」

「 でも、私っ… 」

「 んふ、来るのよ、ね? 佑衣さん… じゃないと右京が俳優辞めちゃうからっ 」



え~!?