『ドラマ仕立てでお願いします』


「 油断すると熱出るから 」



いや、顔が熱だしたよ?



「 ゆっくり休めよ、な?」



なんで優しいの?

ちょっとドキッとしたし… 哲平に。



「 じゃあな 」

「 うん… 」



あっさり帰って行った哲平、私は妙に人恋しくなった。

ふいにトケイソウを持ちテーブル横に移動する。



「 哲平はいいヤツなの… さっきのはドキッとしたし、でも 右京様にされたら 失神しちゃう。
鼻血じゃ済まないよ… けど、されてみたいっ 」



それにしても… なんでかな、このトケイソウ ちょっと変わった?

まさか枯れないよね?



「 は~ 会って言いたい、私は石倉 佑衣ですって、名前 覚えてほしいな~ 」



ドラマを見ながら、相手役の女優が羨ましくてたまらない。

役とはいえ愛される…

私は一人きり。



「 私も女優目指せば良かったかな… ムリーッ ないない、ないわ~ 」



哲平からの見舞品、デザートは杏仁豆腐。

少し冷凍庫に入れて表面を凍らせ食べる。



美味しい~!

哲平に感謝!