『ドラマ仕立てでお願いします』

内心の嬉しさが顔に出る佑衣はトケイソウと向き合った。



「 あなたも留守番が多いんだね… でも、寂しがらないでね? 私も同じだから… 右京様、すぐ帰ってくるよ 」

「 佑衣さん? 花に話してる?」

「 え… あ、はは… 」



中村は鉢花のトケイソウをチラリと見て、佑衣とリビングへ。

水を飲む佑衣の顔色が良くなり、中村は冷蔵庫を見るが空っぽ…



「 右京のヤツ… 果物くらい食べなさいよねっ 」



呆れる中村は佑衣に食べ物をと考えていた。

中村は そんな自分に対して 佑衣に見慣れてしまった事に ため息つく。



「 ねぇ、何か食べた方がいいわ、買ってくるから少し待っててね 」

「 はい、すみません… 」



中村は佑衣の笑みに頷いて右京の自宅を出る。

それから少しして、佑衣は悩みながら 寝室のドアを開けて入る。


トケイソウを見つめ、微笑む。



「 右京様が、中村さんの言う右京様が本物なら会いたいな… いつもテレビでしか見てないから。
あなたはいいね、いつも一緒なんだから…
また、いつか会おうね、トケイソウ 」



一人花に向かって話、リビングに戻る。



1時間しないうちに中村が戻って、レトルトのお粥を食べた。