『ドラマ仕立てでお願いします』

開けると 佑衣がもたれていたのか 前のめりにズルッと出てきた。

それを目の当たりにした中村は、乱れ髪に床から伸ばされた佑衣の手に 発狂する。



「 ……っ、ぎゃ…あぁああああっ!! さ、さささ…貞っ… 」



右京は冷静に佑衣を自分の足で膝枕し支える。



「 う… ううう右京っ その子 生きてる!? 」

「 当たり前だろ、ただの熱なんだから 」

「 で、でも! まるで貞…… 」

「 うるせぇよ… 消えたら困るな… 中村 ソファに寝かせる 」

「 ええっ まさか、消えるなら幽霊!!」




中村のやつ、いちいち うるさいっ

それにしても 会って消えて数時間後にまた…

現れる時間が短くなってる…

消えるまでの時間は長くなってるよな…


まぁいい、今は こいつの熱を下げないと…




「 怪しい… 絶対 怪しいっ… 現れて這ってて、やっぱり貞… 右京、警察呼ぶから!」

「 は!? バカ、やめろ!」



中村が携帯片手に警察へとかけようとし、それを阻止する右京は中村の携帯を奪い投げた。

運悪く壁に当たった携帯は破損…



「 いやぁー! 私の携帯!! 右京、あんたよくも… 今日は彩月とのシーンがあるのに、他にも連絡が… どうすんのよっ 」