『ドラマ仕立てでお願いします』

中村は血相変えた右京が自分を通り越した事に振り向くと、見知らぬ女を抱える右京がいた。

右京が佑衣を抱えるがぐったりしている。



「 佑衣… お前… 」

「 ちょっと… 何… 右京? それ誰!?なんなの、どこからっ 」

「 …熱い? 中村、寝室のドア開けろ!早くっ」

「 え、え、あ… わ、わかった 」



何が何だか理解できない中村はドアを開ける。

右京は佑衣を寝かせ、中村に冷やすもの、体温計、あるもの全て用意させた。




「 右京… もしかして この子、私に連れてこいって、探せって言ってた子?」


「 そう、佑衣だ 」


「 嘘… 信じられない… 人が玄関以外から現れるなんて あるわけないっ… どうなってんの、なんなのっ 」

「 中村、落ち着け 」

「 …落ち着け!? 無理でしょ、私と右京しかいない部屋に いきなり現れたんだから!そうだ、警察っ… 」

「 やめろ!!」



ベッドに眠る佑衣を怪しげに見る中村。

それを理解している右京は 冷静に 落ち着けと言う。


パニック当然の中村をソファに座らせ、コーヒーを入れ渡す。

割れたカップを片付けながら 中村を見ると、コーヒーを見つめている。



「 中村… 」

「 大丈夫よ… 」



そう言う中村に、右京は自分もコーヒーを飲んで 一呼吸した。