『ドラマ仕立てでお願いします』

幸斗の自信たっぷりな笑顔に押されながら 車に乗り見送られた。

信号で止まる度に、体の力を抜く。

熱が体の節々を痛ませながら自宅に帰りついた。


マグボトルのお茶を飲んで 部屋着に着替えベッドに入った。



幸斗くん…

まさか、本気で私が好き…だったりするのかなぁ?

それとも からかってる?


あ… そういえば あの帽子…

ダメだぁ 頭 回んない…


体痛いよ~…




項垂れながら眠りに落ちた佑衣。

静かな部屋に秒針音がやけに響く。


そしてフッと佑衣が消え…


右京の自宅では中村が右京にコーヒーを入れさせていた。



「 中村、砂糖は?」

「 あ、私やる!」



コーヒー片手に右京が中村に振り向く。

その瞬間、中村の背後に見えたものに驚きカップを落とした右京。




「 やだ、ちょっと!? 何してんの 右京! 大丈夫っ 」

「 …佑衣?」

「 は? 私の名前違うけど… ねぇ どこも火傷してない?私、片付け… 」

「 佑衣っ!」

「 え、右… 」




中村をすり抜け、リビングの床に現れた佑衣へ駆け寄る右京。