右京に強く言う洸。

わかった、そう返事した右京がコーヒーを作りにキッチンへ。

洸は ふと、右京の後ろ姿に目をやる。

何かに目が向き、右京に近づく…



「 これ何…?」

「 あ、おいっ! 洸っ 」

「 おーっと! ダーメ~ …あ、何、プリクラ? 」

「 渡せ!! 」



真顔で言う右京に、洸は大事な物ではと直感が働く。

フフン!と鼻で笑う洸はプリクラを見て、右京を見る。



「 洸っ 」

「 へぇ 右京先輩がねぇ… これは他に見せられないね?」

「 いいから!! それを 渡せ、洸!」

「 どうしよっかな~ とりあえず、この人は誰で先輩の何なのか教えてくださいよ、ね?」

「 洸っ… 」



ジャージのズボンポケットに入れていた右京のミス、洸に奪われたプリクラ。

聞かれた事に答えないと、プリクラを返さないと言う洸…


右京は佑衣との事を どう洸に話すのか…