プリクラ写真を手に一人自宅へ戻った右京。

ため息つく理由、佑衣に渡すはずのプリクラ写真。

項垂れる右京に携帯が鳴り響く。



「 何だ、洸… 」

『 近くにいるから行ってもいい? 』

「 なんで 」

『 なんでも!』



仕方なく洸が来るのを受け入れた右京。

洸は来た早々、右京に泣きついた。



「 どうしよう、最悪だよ!マジでショックすぎる… 」

「 なんだよ?」

「 俺… 俺が、彩月ちゃんにフラれたぁ!!」

「 そんなことか… 」

「 そんなこと!? はっ、ひでぇ~ 」



洸はクッションに当たり散らし、右京は呆れる。

そして洸は右京に言った。



「 彩月ちゃんは右京先輩が好きなんだって、なんでだよっ 」

「 知るか!」

「 先輩、彩月ちゃんどう思ってんの?」

「 別に何とも 」

「 じゃあ 彩月ちゃんが告白してきたらフッてよね 」



ますます洸に呆れる右京。