『ドラマ仕立てでお願いします』

笑う右京に、むくれる佑衣。



「 俺は守られてるけど、お前を守るのは誰だと思ってんだ?」

「 え… 」



佑衣に手を差し出す右京。



「 手…?」

「 繋ぐだろ?」



驚き顔の佑衣、右京から差し出された手を 夢ではと思いながら手を繋ごうとする。

でも佑衣が繋いだのは小指。



「 おい… それ小指だぞ 」

「 そう、小指… 赤い糸って、小指で繋がってると思うから 」

「 赤い糸が見えないけど?」

「 だから繋いだの。いいでしょ?」



フッと笑みを見せ、右京は繋いだ小指のまま佑衣と歩く。




「 なんか、胸が熱い… 」

「 熱い? なんで 」

「 ドキドキと緊張、いっぱいいっぱいで 熱いです 」

「 …意味がわからん 」



こんなんでドキドキ?

ドラマだとよくある事けどな。




「 で、どこに行くの?」

「 弾ける場所 」



そう言った右京が、ニッと笑った。