『ドラマ仕立てでお願いします』

眼鏡を右京にかけさせ、なんとも恥ずかしい佑衣。

見つめられる分、視線を泳がす。


そんな佑衣を見ながら右京は思う…



俺が真ん前にいて取り乱さないのは慣れたからか?

相変わらず記憶ないけど…




「 …あの、そろそろ離してもらえると 」

「 なんで? 今回は 控えめだな 」

「 控えめって… 本物前に肝が縮みます… 」

「 肝… 」




コイツ…

神戸大橋の事忘れてんだよな…

まったく、毎回こうとは…




「 俺のファンだろ? したいこと言えばいい、時間が限られてるからな 」

「 …私、ドラマ見てたはずなんです。なのに、どうして ここいにいて、右京様がいるのか 理解できてなくて… 」

「 それ、気にすんな。俺にも理由なんか知らない、ただ縁なんだろ… ほら言え、チャンスだぞ? 」




佑衣は混乱しながらも、チャンスだと言われて戸惑う。

またとないチャンスが目の前に、もう二度と会えないかもしれない右京。

夢なら夢で構わない、そう思う佑衣。




「 夢なら夢で好きに言っていい?」

「 どうぞ 」