『ドラマ仕立てでお願いします』

「 き、ゃ… っ 」

「 しーっ… 」


佑衣は右京の仕草を見て口を手で覆い隠す。

右京はゆっくり佑衣に近づき見つめる。



「 また会ったな 」



また? って、それより… まさかとは思うけども…



「 伊澤 右京、俳優。もう何回目だ? 言っとくが、俺は あんたを知ってる、耳のダイヤのピアスはオパールと交換したやつ。
で、その眼鏡は 撮影で使ったのを あんたに渡した…
あ! トキメキの… とか言うなよ 」



この人、伊澤 右京… 本物!?

でもどうして?

私がどうして ここに?



「 あの… 」

「 あんたには俺とこうやって会ってる記憶はないよ、俺だけ。ま、気にすんな 」



ダイヤのピアス… この眼鏡…

持ち主は あの右京様?

ウソ、信じらんない…



「 あの… 」

「 コーヒーは?」

「 …毒入り?」

「 …… 」

「 …すみません、いただきます 」



右京は佑衣が突然現れる事に対し、冷静でいて普通に接する。

反対に佑衣は 頭の中で整理がついていないまま、右京からコーヒーを受けとる。