『ドラマ仕立てでお願いします』

この日、天気が悪く、お客の入りが悪かった。

幸斗も亜須美と仕事をしっかりやり通した。

私は昼と夕方に着ぐるみも来て、特に変わりなく終えた。

事務所内にあるロッカーで亜須美に、幸斗とご飯を食べに行くからと誘われた。

用事があると断り、帰り間際、幸斗に呼び止められた。




「 一緒に行かないの?佑衣さん 」

「 うん、また今度ね 」

「 …男? 用事って 男でしょ?」



なんで そうなる…



「 違うよ、じゃ、お疲れさま~ 」

「 絶対 男だ!」

「 幸斗くん、行こっか 」

「 亜須美ちゃんと楽しんできてね 」



ふぅ~…



「 佑衣さん、男ーっ!!」



ああ、うるさい…



「 佑衣ちゃん、またね! ほら、幸斗くん行くって!」

「 男とは~… 」



何なの、もう…

男、男って… いないし!

帰りはビデオ返して、花屋行かなきゃ。