『ドラマ仕立てでお願いします』

トイレに入る佑衣、そこで耳に入る話。

他にも入ってきた人が、外にいるのが右京ではないかと、似ていると話していた。

それを聞いて気が気ではいられず 慌てて外へ。



「 お、ちょっ… 」



待つ右京の手を掴んで強引に走る。

そうしなければならない理由、右京が有名人だから。



「 神戸大橋がよく見える… じゃなくて 明かりが少ないとこに!」

「 なんで、どうした!」

「 トイレで聞いたの、バレてるよ!」



それでかと納得する右京は走るのを止めさせるため佑衣の前に回り込んだ。



「 気にすんな。で、したいことは?」

「 気にしなきゃダメ… 立場が違うから私はいいけど… 」

「 いいって、時間がもったいない 」

「 でも… 迷惑かけたくない 」




今さらか… そう思う右京、軽く息を吐いて佑衣を見る。

右京にとってはドラマ中にやること。

佑衣の腕を掴み引き寄せ抱きしめる。



きゃあぁ わ…ぁ……



「 迷惑じゃないから心配すんな 」



ド… ドラマ…

私が言わなくても してくれた…


腕 回してもいいかな、いいよね? いいよね?



「 贅沢すぎて… また、会いたくなる… 」