じっと、ただ橋を見ている佑衣…
そこへ右京が近づき 通りすぎ… 立ち止まる。
ん、今の…
振り向き見ていると、やはり佑衣。
すぐには声をかけずにいた右京、しばらく佑衣の姿を見てから一歩、二歩と近づいた。
「 はぁ… 」
ため息つく佑衣に、右京の口元が緩む。
「 石倉 佑衣 」
「 はい… わぁっ!? …だ、誰?」
「 声でわかるのもファンだろ 」
「 え… あ、まさか右京…様?」
「 様って付けんな、迷子か? 待ってたのに 」
そう言う右京に、佑衣は数歩後退しクッと眉間を寄せた。
「 あれじゃ 何なのかわかりません!ホテルも行ってみたけど 教えてくれるわけないし、数字もわかんないし、何なんですか!!
トイレ行ったら消えたし… 」
「 それは俺が悪かった、マネージャーに話してあったけど無理だったな。
で、あれ付けてるか? 見せろ 」
何の事かと思う佑衣の真ん前に立つ右京。
「 …あの、見せろって 何の事だかわからないです。それに、近すぎます…
あと、どうして私の名前… 」
知ってるのか… そう言葉になるはずだったが、右京の手が左耳へと伸び、触れる。
ぅわ… 手が、手がっ…
思わず目線を下げる佑衣、右京はダイヤのピアスに触れている。
「 紙は見たんだろ、右京のダイヤのピアスを自分のと交換したってやつ 」
「 え… あの… 右京のって… 」
「 俺の。で、あんたのオパールはここ 」
佑衣には混乱するしかなく、戸惑いとドキドキ…
「 今わかったけど、あんたは俺と会うために来てんだな 」
え…



