紙飛行機~ラブレターの想い~



「そういえばさ」
「ん?」

「紙飛行機、誰のモノかわかったか?」

千夜が紙飛行機の話題を言うとは思っていなかった私は、一秒間だけ止まる。

「ううん。わからない」


私宛の紙飛行機。
正体不明の送り主。

謎がまた、謎を呼び
知らぬ間に膨らむ、胸の奥。

千夜のさっきの表情が、頭から離れない。


「そっか」
ほらまた、大人びた切なそうな表情してる。