「果たせたら?」 「.....」 千夜の瞳が揺れた。 いや、違う。揺れたのは、私の目の方。 口を閉じた千夜は、それ以上なにも言うことはなかった。 こんな千夜、知らない。 中学の頃の千夜では、もうないんだ。 いつの間に、こんな大きくなったの? 知らない人が目の前にいるみたいで、緊張しちゃう。 鼓動が、大きく弾んで 全身に巡る、名前のない感情。