「あのさ、」 静かに、千夜が口を開いた。 千夜の方へと顔を向ける瞬間。 頭上を、スッと何かが駆け抜けて行った。 その“何か”は、小さいのに存在感のある、一瞬しか見れないもの。 流星群の瞬き。 流星群の先頭として道を切り開くように駆け抜けたひとつの流れ星のあとに続いて、また光が訪れる。 「わぁ...!!」 私は思わず、声を上げた。