「荻原と見たかったから」 ドキッ...! 心臓が震えた。甘い音を立てて、弾むように。 加速していく鼓動に、だんだんと頬は赤らんでいく。 わかってるのに。深い意味は無いってわかってるのに。どうしても、反応してしまう。 夢見がちだからかな? 「ふ、ふーん。物好きだね」 「うっせ」 赤くなった頬を隠すように、私は空を見上げた。星が一面に散らばる、そんな空を。 綺麗だな、と純粋に思った。