紙飛行機~ラブレターの想い~



この声を聞いただけで、誰だかわかる。
冷たい風のせいで冷えた肌から、じんわりと伝わってくるのは彼の温もり。


「せ、んや.....?」


夜空に似た、吸い込まれそうなほどの黒く濡れた千夜の瞳に、取り込まれてしまいそう。

「どうしたの?」

どこか必死で、余裕なんて欠片もなさそうな、そんな表情をしている千夜。

もうすぐ流星群が舞い散る時間だといのに、友達と一緒にいなくていいのかな?


「やっと見つけた」


その声は、私の心に直接響いた。心の鐘が鳴り響いたように、揺れた胸の奥。