「頂上までまだまだだよ?イケメンな先輩と一緒に流星群見るんでしょ?」 「...うん」 「なら頑張ろ。ね?」 「うん!」 那智の元気のいい返事に、私は微笑む。 那智って、単純だよね。でも、素直で明るくて。那智のエネルギーあふれる笑顔は、いつだって私に力をくれるんだ。 「祈音は、結局どうするの?」 突然の意味不明な那智からの質問に、私の足はピタリと止まる。 「え?」 私はそう聞き返すことしかできなかった。