私宛のラブレター。 わからなかった謎がひとつだけ、わかった。 『ずっと前から好きでした』 『夢が叶ったら、伝えに行きます』 震えた文字で綴られてきた言葉は全て私宛だった。そのことがなんだか恥ずかしくなって、体温が上がってく。 まさか私宛だとは全然思ってなかったから、尚更。胸がドキドキうるさい。 「私さ、これ見つけてすぐ中見たけど、私の予想通りだったでしょ?」 「那智、中見たの!?」 得意げな顔で「当然」と頷いた那智。私は自分宛のラブレターの存在を知られたことを、今更恥ずかしく感じた。