千夜の声は、どこまでも澄んでいた。そして、どこまでも真っ直ぐで、私の心を掴む。 照れくさそうに笑いながらそう言った千夜に、私は俯く。 お礼言われるようなことしてないのに。ただ、見てただけだよ?私。 「やっぱり俺は、お前にマネージャーしてほしい」 空を見上げながら、千夜はまたその話をする。でもいつもより、声が優しかった。 私は何も言わずに、ただただ微笑んだ。 私は弱いから、できないよ。 またあんなことが起こったら、嫌だから。 独りは、嫌だから。