「あっ」 思わず声が出た。 千夜の投げたボールが、また打たれてしまった。 「よかった...。ファールか」 そのことにホッと安堵する。 千夜を見ると、諦めないという気持ちがヒシヒシと伝わってくる。 ギラギラと輝いた瞳の奥に、静かに燃えている炎。その炎は、だんだんと大きくなっていく。 「違った...」 千夜は変わっていた。 小さく小さく、変わっていた。 その変化は、成長。 進化している、気持ちと力。