ーー帰り道。 バスで学校まで送ってもらってから、私は部室へ向かった。 優勝記念に皆で撮った写真を、先生がたまたま持っていた写真立てに入れる。 さっきまでの時間が、まるで夢みたいだと思ってしまう。でも、 「夢じゃないんだよね...」 「夢なんかじゃねぇよ」 私しかいないはずの部室。慌てて後ろを向くと、先程まで全力で投げていた千夜がいた。 「帰らないの?」 「荻原こそ、帰んねぇの?」 「私はまだ.....」 「俺も」